2011年1月11日火曜日

講座 追補 面接の留意点と上達 3 

2の続きです。


2で「身体活動全体の印象や雰囲気からの情報」と書きましたが、2つに分けると、言葉(言語)によるサポートと言葉ではない(非言語)サポートになります。


言葉ではないことで伝わるのは、バランスの良い適度な優しさや温度感。言葉は焦点化された的確な理解(内容、タイミングと場所)を伝えることが出来るという特性があります。


言葉で優しさやありきたりな理解を伝えることは、お相手の不信感を大きくすることがあります。「口だけじゃないか。」「本当はそう思っていないだろ。」と言葉に不信を持っている人、持たざる得ない体験を重ねてきている方もいます。言葉でのサポートは、しっかりとした理解、合意が大切です。時には焦点化された的確で辛い内容の言葉から信頼感が生まれる場合もあります。


そして、そうした言葉を伝えるときは、言葉ではない常に在る暖かさ、言葉の意味内容以上にトーンや雰囲気、場所と機会がサポートの大切な要素となります。


また、サポートの現場(全般)では、常識や道徳を持ち込まないこと、道徳的な優越感を誇示しないことが特に重要です。余談のようになりますが、私なら、相手の仮面を剥ぎ取りたくなります。或いは、引きづり降ろしたくなる人もいます。


続く。

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